ログインエドアルドは暗殺者なんだろうか。
その不安はあるけど、でも彼らは公爵で国王のために暗殺をしてきたんだろ? なら俺たちに刃を向けるだろうか…… そんなことあるわけない。 俺は自分にそう言い聞かせて、昼休み、エドアルドと食堂へと向かう。 「エドアルドは今日は何食べるの?」 「昨日はパスタだったから、今日はパンかなって思ってる」 ほんとに軽くしか食べないんだな。 エドアルドは俺より少し背が高い。たぶん百八十センチ近くあるんじゃないだろうか。 俺はたぶん百七十四センチ位だ。 エドアルドは細身とかじゃないし……半袖から見える腕はほどよく筋肉がついている。 パンとかパスタばっかでよく生きていけるな…… 俺は無理だから、今日はがっつりハンバーグ定食だ。 ふたりで並んで椅子に座り、食べ始める。 エドアルドはロールパンにハムやチーズが挟まれたものと、たまごごはさまれたやつ、それにベーコンレタスが挟まれたやつの三つのパンにスープを買ったようだ。 こうしてみるとけっこう量あるかも。 「エドアルドはなんで休学してたんだ?」 ナイフとフォークでハンバーグを切りながら俺は尋ねた。 「家の都合で。代々二十歳になると受け継ぐものがあってそれで休んで山奥にいた」 「……山奥? 山で何してたんだ?」 「勉強」 「何の」 その問いには沈黙しか返ってこなかった。 これは答えられない質問、てことなんだろうな…… しばらく黙ったあと、エドアルドが言った。 「……うちがどういう家系かは、知ってるだろう」 「えーと……毒殺を得意とする暗殺一家」 俺は手を止めてそう答え、横を見た。 エドアルドはベーコンレタスの挟まれたロールパンを持ったまま笑った。 「あはは、そこまでストレートに言われたのは始めてかも。普通、もう少し濁すのに」 「だ……だってにごしようがなくって……」 やべぇ……言われてみれば確かに暗殺とか毒とかもうちょいなにかこうふわっとした言い方あったかも。 わかんないけど。 あー、恥ずかしくて顔が熱い。 俺はハンバーグを口に放り込んだあと、ナイフとフォークを起き、水の入ったグラスを握り中身を口に流し込んだ。 「まあ、それは本当のことだし。今は暗殺なんてすることはないけど、次男だけがその技術を受け継ぐことになっていて」 次男だけが暗殺技術を受け継ぐ……? 辺りはざわめきに溢れているのに、俺とエドアルドの間には静けさが流れているような気がした。 「俺は次男だから、その技術を叔父から教わっていた。まあ、使うことなんてないはずだけどな」 「……暗殺の役割を担ってたのはまじなの?」 「それは事実だけど昔の……数百年は前の話だ。まだ王国が混沌としていた時代だし。今は平和だし暗殺なんてする機会ないよ」 「で、でも国王の……」 内心びくびくしながら、昨日メイド長から聞いた話を口にする。 すると、エドアルドはこちらを向いてああ、と呟き目を伏せた。 「陛下の妹君のことか。暗殺疑惑があるのは知ってるが、俺たちじゃない。セタリィ神王国て知ってるか?」 「え、いや……?」 答えながら俺は首を横に振る。 神王国……? なんだそれ。 「この国を追放された教祖がつくった国だよ。救世主が現れて国を救うとかなんとか言っている連中で、彼らは自分たちを追放したこの国を恨んでいる、という話がある」 「なんで追放なんて」 「税金は神の国に納めるべきだとか、神殿には神はいないだとか神殿の前で喧伝してトラブル起こしたり、人々は神の前で皆平等で王も貴族も商人も関係ないととき、終末論を唱えて人々の不安を煽り治安を乱したから」 ……あー……すげーなそれ。なんて言うだっけ……カルト? この世界、カルトとかあるのかよ、なにそれ怖い。 「で、国をつくったってすげーなそれ」 「山奥にあって最初は数十人しかいなかったらしいが、今じゃあ人口千人を越えているらしい」 千人って多いのか……? この世界の人口の感覚がわかんないから俺は、 「へぇ」 しか言えなかった。 「その国って、できてから何年くらいなんだ?」 「二十年くらいだったともう。だから先王の時代だな、追放どうのは。だから俺も詳しくは知らないけど、親たちは知っていて話を聞くことがあるよ」 「国って事は、国交があったりするのか?」 「セタリィを国とは認めていないが、交易はしているな。そもそも近いし、山で採れる鉱石や植物の取引をしているはずだ」 追放したやつがつくった国だから、国としては認めてないけど商取引は認めてるのか。 人流を制限しようとしても難しいか…… 町の周りを全て城壁で囲ってるわけじゃないもんな。 昔は戦争とか多かったから城壁で囲っていたらしいけど、今は戦争もめったになく、城壁の外にも町ができて人口が増えてるらしいから。 「じゃあ、その国のやつが国王一家を狙ってるとか……?」 「追放した教祖たちには恨まれているらしい。けれどもう二十年たつし、今さらどうこうするっていうのも考えにくいけれど」 二十年って長いよな……でもどうなんだろう。 「俺たちが王宮に引き取られたのも、暗殺者から守る為って言われたんだよな……」 ぼそり、と俺が呟くと、エドアルドは、 「やっぱりそうか」 と言った。 「不思議には思ったよ。小さな子供ならともかく、ルカは二十歳だろう? 働けるし、引き取らなくちゃいけない年齢でもない。なら何か事情があったのだろうとは思った」 この国じゃあ高校出たら働くのわりと普通だもんな。田舎ならなおさら。 実際俺は、高校出た後働いていていたんだから。 「だから俺、もしかしてお前が暗殺者なのかなってちょっと怖かったんだよね」 笑いながら言うと、エドアルドはゆっくりとこちらを見た。 う……怖い。なんか目が、怖いんだけど…… 「まさか。もし俺が殺す気ならまずこんな風に近付かない。すぐにばれるだろう?」 それもそうだよな。 ってことは、カルファーニャ家が暗殺の一族だったことを利用して、噂を流しているやつがいるとか? まさかそこまでやるかなぁ…… 「お前がいなかったら、ミャーコを家に連れて帰る決心がつかなかったし」 エドアルドは恥ずかしげに呟く。 ……ミャーコって名前つけたんだ、あの猫に。 「あはは、そうだよな。お前が俺を暗殺とかないよな。ねえ、今度猫見に行っていい?」 言いながら俺はずい、とエドアルドに顔を近づけた。 すると彼は驚きの顔をして、目を瞬かせる。 「え……あ、え?」 「ミャーコ。俺、また会いたい」 あの猫可愛かったし。 王宮じゃあペット飼いたいなんて言えないからな……馬とか牛、羊や鶏がいるけどペットとは違うし。 それに俺は、エドアルドの事をもっと知りたい。 どうやってマリアの攻略対象になるんだろう…… やっぱり俺がきっかけなのかな。 そんなことを考えていると、エドアルドは戸惑った顔をした後さっと、正面を向き言った。 「……まだ、怪我治っていないから、治った後なら……」 と、小さく呟く。 あぁ、そうか。足、怪我してるんだもんなあの子。 「それっからでいいよ。約束だからな」 すると、エドアルドはまた驚いた顔をして俺を見た後、正面に視線を戻して小さく頷いた。 「わかった」 「やったー、楽しみだなー」 初めて人の家に遊びに行ける。 そのことに俺の心は弾んだ。ミレーヌさんが帰り、別室で待っているマリアと合流する。 マリアは俺の顔を見るなりわくわく、というような顔で言った。「ねえねえ、ミレーヌ、どうだった?」「え? あぁいい子だね、ミレーヌさん」「でしょ?」 って言いながら、マリアはずい、と俺に近づいてくる。ちょっとその勢いに驚いて俺は思わず半歩下がった。 マリア、なんか嬉しそうなんだけど、お前が喜ぶような結果にはならねえと思うぞ? 俺がたじろいでいると、マリアは瞬時に真顔になり顎に手を当てて首を傾げた。「あ、でも付き合うとかお話すすむと複雑かも」 思っても見ない言葉に俺は首を傾げてマリアに尋ねた。「なんで?」「だって、ミレーヌは友だちだし。お兄ちゃんとられる気がして……」 と、消え入るような声で答える。なんだか気恥ずかしそうだ。 マリアは小さく首を傾げてはにかみ言った。「だってふたりだけの兄妹でしょ? だからさ」 そして小さく舌を出して首を横に振る。 あぁ、そういう事かぁ。それはちょっとわかる。そんな嫉妬をする妹がなんだか愛らしくって俺は心が温かくなる。「ごめんごめん、変なこと言って。早く帰りましょう? 私おなかすいたー」 言いながらマリアはくるり、と振り返る。 俺はそんなマリアの隣に立って言った。「そうだな。帰ったらおやつ食べようか」「うん。今日のおやつ、何があるかしら?」「マリアはおやつ、何が好き? 俺、ティラミスけっこう好きなんだけど」「私マカロン好きかな。たまにしか出ないけど」 ってそんな話をしながら俺たちは王宮を後にした。 その翌日。 俺は今日も学校である。 もうすぐ試験だから、ちょっと忙しい。 レポートの課題やんねえとだし、試験の準備で調べ物しないとだし。 昨日の見合いの結果についてはまだ何も言われていない。 国王陛下にはどうだったか聞かれたけど、曖昧にしか答えられなかったんだよな。 断らないといけないんだけどなんか気まずくって断れていない。そんな自分がちょっと嫌だった。 俺、こんなに優柔不断だったかなぁ。 おかげでエドと顔を合わせるの、きまずいんだけどな。 俺は今日、二限目から講義だけど試験の準備で図書館に用があるから早めに登校した。だからまだエドと顔を合わせていない。 特になんか約束してるわけじゃねえから会うのは講義の時だろうなぁ。
その日がやってきた。 奇しくも俺の誕生日の翌日に設定されたその見合いは、マリアと同じように王宮で行われることになった。 着慣れないスーツを着て、マリアも一緒に足取り重く王宮へと向かう。 大してマリアは楽しそうだ。「ねえお兄……様、ミレーヌはいい子だよ」 って俺に言ってくるけど、俺は苦笑を返すしかなかった。 見合いの場に現れたミレーヌさんは、制服とはうってかわってクリーム色ドレスをまとっていた。 そして太陽みたいに笑い、彼女は言った。「ルカ様、お会いできてうれしいです」「あ、み、ミレーヌさん、ごきげんよう」 俺はひきつった笑顔で答えた。 親や陛下を交えてやり取りをしたあと、俺たちはふたりきりにさせられてしまう。 緊張で早鐘を打つ心臓。 ふたりきりにされて、何をしゃべればいいんだ?「えーと、ミレーヌさん」「はい」 頬を赤らめて微笑むミレーヌさん。 なんか向けられる好意が怖い。 皆こんな試練、乗り越えてるのかよ? 俺には合わねえよ。 そう思いつつ、俺は外に目を向けて言った。「あの、庭、歩きませんか? 今日はいい天気ですし、ここの庭、よく手入れされていて綺麗だから」 そんな俺の提案に、彼女は大きく頷いた。 俺は彼女を連れて、見合いの部屋の大きな窓から外に出る。 穏やかな風が吹いて心地いい。 辺りに咲く花。バラにキキョウ、ユリの花。色んな花が咲いている。 エドが教えてくれるから、俺、植物にはちょっとだけ詳しくなっていた。「さすが王宮のお庭、ですね。とても綺麗にされていて」 と言い、ミレーヌさんは笑う。 確かにいい子そうだし可愛い。 だから心が痛くなる。俺にはエドがいるのに、こんな茶番に付き合わなくちゃいけないなんて。「ルカ様は大学を卒業されたらどうされるんですか?」「え? あー……」 どうするか、なんて何も考えていない。それに話もしていなかった。 エドと一緒にいる方法、何かないかって考えてるだけだしな…… 考えても何にも思いつかない。「将来か……そうですね。まだ自分が何者なのか、何をしたいのかってよくわからなくって。あの、ミレーヌさんは?」 肩をすくめて尋ねると、ミレーヌさんはあはは、と笑う。「私も未来のことはあまり考えてないですが、そうですね……仕事もしてみたいですし、お料理もしたいし、学校には
朝の散歩をして、俺たちはホテルに戻る。 朝ごはんはパンにソーセージ、卵料理などだ。それに魚料理もある。 どれもおいしかったな。 うきうきと部屋に戻り、俺はベッドに横たわる。「あー、すげー喰った」 そう声に出して、俺は大きく息を吐いた。 昨日の夜、エドとたくさん繋がったせいか、ちょっと身体、怠いんだよな。ナカに入っている感覚、まだあるし。 「ルカ」「おわぁ!」 うつ伏せで寝る俺に、エドが覆いかぶさってくる。正直、ちょっと重い。 俺は身をよじって言った。「ちょ……エド? あっ」 エドは俺の首に顔を埋めてそこに口づけを落としてくる。 すげーくすぐったい。しかも舐めてくるし。「エド、朝からやりすぎ……あぁ!」 首を吸われ、俺は思わず声を上げた。くすぐったいし、気持ちいい。「んー……だって、首見えたらキスしたくなっちゃって。なかなかこういう時間、作れないしね」 と言い、エドは俺の首をぺろぺろと舐めた。 確かに、お互い実家だし、俺は王宮の離れに住んでいるし。家じゃあなかなかこんな風に甘い時間、すごせねえもんな。 外でヤるわけにいかないし、学校はもってのほかだし。「だからもっとルカに触りたい。全部俺のモノだって、印つけたい」 余裕のない声で言い、エドは俺の首に口づけていった。「んン……あぁ……」 俺の声、どんどん甘くなっていく。 エドは俺を仰向けにさせると、シャツを捲って胸にも口づけを落とした。 「エド……あン」「あぁ、ルカ。すごい、昨日の痕がたくさん残ってるよ。もっと痕、つけてあげるね」 嬉しげに言って、エドは俺の肌にたくさんの口づけを落とした。 結局、ホテルをでるちょっと前まで俺たちは甘い時間を過ごし、帰る時間がやってくる。「あーあ、もう帰る時間か」 残念そうに言い、エドは息をつく。 俺は正直物足りなくなってるんだけど、さすがにいまからエドとセックスするわけにはいかねえしな。 そう自分に言い聞かせて俺は、帰りの支度をする。「ルカ」「ちょ……」 背中から抱きしめられたかと思うと、首に何かかけられる。 なんだろう。 エドは俺に抱き着いたまま、耳元で言った。「ずっとルカは俺のものだよ」 そう甘い声で告げ、エドはすっと離れていく。「エド……って、あれ?」 振り返ってエドを見ながら、俺は首に触れる
そのあともエドは俺を抱いてくれて、ナカにも出してくれた。 穢されて、汚されて、嫌だって思うよりも嬉しくって俺は悦びで胸がいっぱいになっていた。 中だしされたのを感じながら、俺はうっとりと声を漏らす。「あぁ……ナカ、あっついぃ」「ナカにでたのわかるの?」「わかる、エドのでいっぱい」 俺が答えると、エドは俺の腹をゆっくりと撫でた。「そうだね、ここに俺の、まだ入ってるよ」 目を細めて笑い、エドはそこを撫でまわす。奥、こじ開けられてそこに出されたからたぶんお腹の中、タプタプになってる。 「ルカのその姿、見てるとゾクゾクしてくるよ」 そう告げてエドは繋がったまま俺に覆いかぶさり、唇を重ねてきた。 エドの好きなように口の中、蹂躙されて、舌、甘噛みされて気持ちいい。 そのあと、エドは魔法で汚れたシーツとかきれいにして、またふたりでお風呂に入って。そこでも俺たちは求めあって繋がった。 その日の夜、俺は変な夢を見た。 ゲーム画面のなか、ヒロインであるマリアが誰かに告白されている。あれ誰だろう。『やったー! マルセル殿下だー』 って妹が喜んでるのが聞こえてくる。 あれ妹? 妹はマリアだけなはずなのに。 そう思って俺はハッとする。これ、そうか夢か。妹の髪の毛が黒いし。 俺、こんな場面見た記憶ないけどな。 妹はエンディング画面見ながら嬉しそうだった。『殿下ってヒロインと従兄じゃねえの?』 そう俺が言うと、妹は強い口調で言いかえしてくる。『従兄弟でもいいの! だってかっこいいじゃない。先生もよかったけど、ちょっと年上すぎるのよね。次はエドアルド狙うんだー』 エドアルドって名前を聞いてびっくりして、そこで俺は目を覚ました。 室内はカーテンが閉じられていて薄暗い。 でも目の前にあるエドの顔はすぐにわかった。まだエドは眠っているみたいで、目を閉じて寝息を立てている。 エドアルドも攻略対象、だもんな。でも。 俺はエドにしがみ付く。 エドは俺のものだ。たとえ妹でも渡したくない。「……ルカ……?」 寝ぼけた声が聞こえたかと思うと、エドが俺の事、抱きしめてくれる。 俺もエドも裸なんだけど、すっげー温かい。「エド……大好き」 言いながら俺はエドの胸に顔を埋める。「ルカ、そんなことされたらまたしたくなる」 そう言ったかと思うと、エド
エドのペニスがゆっくりと中に入ってくるのを感じ、俺は大きく息を吐く。「あぁ……」「久しぶりだとナカ、きついね」「ひ、あ……そこ、気持ちいい」 先端が前立腺を押しつぶすように入ってきて、奥へと到達したのがわかる。 「奥までついたよ、ルカ。わかる?」「わ……わかる、エド、奥気持ちいい!」 声を上げて俺は自分から腰を振った。 するとグチュグチュって音がして、ナカを抉られてすっげーイイ。エドが動くとそこからビリビリって快楽が生まれて背中を這い上がっていく。 腰揺れちゃう。身体動かすと、シーツで乳首が擦れてそれも気持ちいい。 エドは浅いところから奥まで一気に貫いて、俺の身体がビクン、って大きく震えた。「ルカのナカ、何回抱いてもきついよね」「ひ、あ、あ、あ」 そうなのかな、全然俺には分かんねえけど、ナカがエドのでいっぱいっていうのはわかる。 エドの動きに合わせて腰だけじゃなくってナカまで動いてるみたいだ。 もうイきたい。俺のペニス、パンパンになってて熱が中でうねってる。 それを察したのかエドが無茶なことを言い出す。「ねえルカ。出さないでイってね。ほら、練習したでしょ」「え、あ……そんな、う、あぁ!」 確かに、何回かエドにペニスをリボンで縛られて精液出さないでイく練習したけど、リボンなしじゃあシたことない。 そんなのできるのかよ? だめだ。マグマみたいに今にも精液、噴き出しそうだ。「う、あ、あ、あ」 出さないでってどうしたらいいんだよ。わかんねえよ。「もし出したらお仕置きするかも。ルカにとってはそのほうがいいかもだけど」「え、あぁ!」 お仕置きってなんだろう。そう思ったらビクビクってペニスが震えて、びゅうっと精液が飛び出してしまった。「あぁ……」 やばい、出ちゃった。一度射精が始まったら止められない。 エドは俺の腰を掴んだまま、笑いを含んだ声で言った。「もうイっちゃったの? 早すぎるよ、ルカ」「だってぇ……エドのペニス気持ち良すぎるからぁ……」 言いながら俺は腰をみだらに揺らす。 お仕置きって何かな。もっと俺、ナカ抉って気持ちよくなりたい。 エドは一度俺のナカから引き抜くと、背中をつーっと指先で撫でた。「じゃあお仕置き、しないとね」 その言葉に俺の心臓は大きな音をたてた。 エドは俺に仰向けで寝転がるよ
お風呂の中でたくさん甘い時間を過ごした後、俺たちは部屋に戻る。 ベッドに仰向けで横たわる俺に覆いかぶさったエドは、俺に口づけて熱い視線を向けた。「愛してるよ、ルカ」「エド、俺も大好き」 甘い声で答えて、俺はエドの首に腕を絡めてキスをねだった。 唇が重なって、どちらからともなく舌を出す。 びちゃり、と絡まる唾液の音に俺はもっと欲しくなってきてしまう。「エド……エド……」 キスの合間に名前を呼ぶと、エドは俺と舌を絡めながらぷっくりとぷっくりと膨らんでいる胸に触れた。 するとそこからビリビリって電気みたいな甘い痺れがひろがる。すぐに俺の身体は反応をして、ペニスが脈打っているような気がした。 あぁ、気持ちいい。「ンあ……エド……エド……」 唇が離れて、エドは俺の首に顔を埋めてそこをぺろぺろって舐めた。「ひ、あっ」 俺は力を抜いて、エドに与えられる快楽に身をゆだねる。 さっきお風呂に入る時、鏡を見たけど俺の身体、キスマークですごいことになっていた。 本当に刻印みたいで、ちょっと驚いたけど嬉しかった。俺、超エドに愛されているんだってわかって嬉しかったから。 エドはキスマークの上にさらなる痕をつけるように口づけてくれる。 チュウって音が聞こえてきて、俺は思わず腰を浮かせた。「あ……エド、もっとちょーだい?」「うん、いっぱい愛してあげる。だってルカの誕生日だもんね」 笑いを含んだ声で言って、エドは俺の身体にキスの雨を降らせた。 ぷっくりと膨らんだ乳首を摘ままれると、ビリビリと快楽がそこから全身に走っていく。「胸、きもちいい」「ここにピアス、つけられそうだよね。あぁ、いいなぁ。想像したらゾクゾクしてきた」 嬉しそうに言うエド。乳首にピアス? ピアスってこの国にもあるんだ。 想像してみたけど卑猥すぎる。乳首にピアスつけて……それ引っ張られたらどうなるんだろ。 やばい、考えてたら身体がもっと熱くなってくる。 腰を揺らすと、エドは面白そうに言った。「あれ、何を考えてるの?」「う、あ……ピアス、つけられてその……」 そこで俺は言い淀んで目をそらしてしまう。 するとエドは、俺の乳首をくにくにと指でつまんで言った。「そんなこと考えてるん? ルカはすごいエッチだね」「ひ、あ……そ、そんなことな……あぁ!」 乳首をぎゅって
エドとの家デートが終わって家に帰った俺は、夜、風呂に入りながらその時の事を思い出していた。 太腿に残る、縛られた紅い痕。 ナカを貫かれた感覚はずっとある。 俺は下腹部にそっと触れる。やべえ、思い出すとナカが疼きだす。「あぁ……」 思わず漏れ出る吐息。 でもペニスに反応はない。 後ろでイくことに慣らされて俺、もう自分でしても満足できないんだろうな。 すっかり変わってしまった自分の身体が怖い。 これ以上、今日のこと考えたら俺、やばい。 そう思って俺は、別の事に意識を向けた。 明日はこの間博物館で会ったマルコさんに会うんだ。 それでエドは俺にお仕置きしたくせに、明日行っち
真っ白な外壁に装飾の施された柱。まるでギリシャの神殿みたいな外観のそれが本屋らしい。 よく見ると、正面の入り口上に開いた本のオブジェがある。 すげー本屋。 思わず見とれていると、背中をつつかれた。「中、入ろう」 と言われ、俺は慌てて頷き言った。「う、うん。いや、なんかすげえなって思って」 エドと並んで歩きながらそう俺が言うと、エドが小さく首を傾げた。「どこにでもある本屋だよ」 まあこれが常識ならそうなるよな。でも俺の知ってる本屋はそもそもここまでデカくない。 中に入るとやっぱりデカくて、吹き抜けの天井に、大きな階段があって二階にも本棚が並んでいるのが見える。 中はすっ
車でおよそ十五分ほど。マルコさんの住む伯爵家の屋敷があった。 二階建の、茶色い外壁の大きなお屋敷で、緑色の屋根が特徴的だ。 車を降りて、俺は屋敷を見上げる。 結構古い屋敷に見えるけど、マルコさんちって由緒ある家庭なのかな。 貴族になれる基準とか全然知らねえけど。 屋敷に見とれていると、マルコさんの声が響いた。「ルカ君、こっち!」 ハッとして声がした方を見ると、マルコさんが屋敷の玄関を通り過ぎた先で手招いているのが見えた。 「こっちに僕の部屋があるから」 と言い、彼は屋敷の向こう側を示した。 ここからじゃ見えないけど別邸があるのかな。 俺は頷き、「はい」 と返事を
本屋で買い物をしたあと俺たちは商店街を歩く。 太陽が頭上で輝いていて、気温も上昇する一方だ。 もうすぐお昼。腹、減ってきたかも。 通りを歩く人々は、レストランと思われるお店にどんどん吸い込まれていく。 何の店があるんだろ。 俺、全然知らねえんだよな。 ピザのお店にハンバーグもあるんだ。 サンドウィッチのお店にパンの専門店。どれもおいしそうだ。 歩きながらきょろきょろしていると、隣を歩くエドが言った。「お昼食べていこうか」「え、まじ?」 驚く俺に、エドの方が驚いて目を見開く。「だって時間も時間だし。せっかく町に来たんだから食べていこうよ」 そう言いながらエドは俺の腕







